河東郡音更町・帯広で「子供の歯並び矯正」｜竹田歯科クリニック｜十勝

顎顔面矯正とは、顎の成長を促すことで、歯を適切に並べ、噛み合わせを整える治療法です。お子様の矯正治療は大人の矯正治療とは異なり、歯ではなく、顎にアプローチをします。なぜなら、子供の歯並びが悪くなる原因は顎の発育不足にあるからです。

食生活の変化によって、現代の子供はハンバーガーなどの柔らかい食事を取る機会が多く、咀嚼回数が減っています。顎に適切な刺激が送られず、顎が小さいお子様が増えてきています。一方、栄養価の高い食事が増えているため、歯は大きくなっています。つまり、顎と歯のバランスが悪くなっているため、歯並びが悪くなってしまうのです。

そのため、顎のスペースを広げて、歯が適切に並ぶようにする必要があります。そこで当院では、「急速拡大装置」と呼ばれる装置を使って、顎のスペースを広げていきます。

急速拡大装置は上顎に装着し、中央にあるネジを回して少しずつ顎のスペースを広げていく装置です。

正中口蓋縫合（せいちゅうこうがいほうごう）とよばれる、顎の左右の骨のつなぎ目に力をかけることで、上顎を拡大し、歯が並ぶためのスペースを作り出します。

急速拡大装置を使い、上顎が広げられると鼻腔が広がり、鼻呼吸が促されます。鼻呼吸の獲得には次のようなメリットがあります。

☑「喘息」の改善
☑「アトピー性皮膚炎」の改善
☑「アレルギー性鼻炎」の改善
☑「睡眠時無呼吸症候群」の改善
☑「咀嚼機能」の改善
☑「学習能力向上」の可能性

顎顔面矯正を行う目的の一つに鼻呼吸の獲得があります。鼻呼吸ではなく口呼吸を続けていると、お口の中が乾燥しやすくなります。この状態は細菌が繁殖しやすく、風邪などを引きやすくなります。また、虫歯や口臭の原因にもなります。

さらに、口呼吸によって歯並びが悪くなるとも言われています。専門的な話になるので、ここでは簡単にお伝えしますが、本来、舌はスポットと呼ばれる上顎の前歯の歯茎に触れるのが正しいとされていますが、口呼吸をしている時、舌の位置はそれよりも低位になり、上顎の発育を妨げてしまいます。

歯並びそして健康のためにも、鼻呼吸を習慣づけることは非常に大切です。

歯並びが悪くなる原因の一つに舌癖（ぜつへき）が挙げられます。例えば、普段何もしていないのに、舌が常に歯に触れていると舌癖に該当します。

継続的に弱い力がかかると、歯は動いてしまいます。当院では、舌癖を改善するためのトレーニングを実施し、歯並びが悪くなるのを防いでいます。

当院には、キッズスペースがあるため、治療前のリラックスタイムや、保護者の方が治療を受けている間の待機場所としてご利用いただけます。

さらに、治療を頑張ったお子様にはささやかなプレゼントを用意しています。このプレゼントを楽しみにして、診察に来てくれるお子様もいらっしゃいます。

必要に応じて当院ではCT検査も行っております。CTは一般的な二次元レントゲンと異なり三次元的に撮影ができる装置です。お口や顎を立体的に捉えられるため、精密な診査・診断ができます。

竹田歯科クリニックでは、お子さんの虫歯のない健康な歯を維持することを目的として、「たけのこクラブ」を始めました。3ヶ月に1度、検診に来ていただくことで、虫歯の予防と早期発見ができます。特にお子さんは、乳歯から永久歯に生え替わるという重要な時期を迎えます。定期的な検診で、生え替わりの異常なども見つけやすくなります。

会員向けの夏祭りイベントなども計画しています。年会費などはかかりません。ぜひご利用ください。

矯正治療と聞くと「高い」「治療期間が長い」といったイメージを持たれるかもしれません。また、治療の成功には、保護者の方の協力が必要不可欠です。

しかし、その努力はお子様の未来に確実にプラスの効果をもたらし、お子様の「潜在能力」を大きく引き出すことに寄与します。お子様の矯正は、歯並びだけではなく、全身の健康にも大きな影響を与える。このことをより多くの人に知っていただきたいと思います。